古き良き日本を求めて

日本の古き良きもの・日本人の古き良き心を求めて。 

【古き良き日本を受け継ぐ人🇯🇵Profile】Vol.4

和装・和ごころ研究家の秋田桃子さんは、日本一標高が高いと言われる

岐阜県岩村城下町の江戸時代から続く古民家で暮らしている。

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昔のもの、昔の人の心を大切にしたいと願う彼女の生き様に、

私の「会いたい」衝動が止まらなくなり先月から2度ほど

お会いさせてもらった。

 

日本髪を結い「日本一ハードルの低い着付け教室」を

国内外で開催する桃子さん。

https://www.reservestock.jp/events/382001

 

着物は、決して高級な物を買うのではなく、日本中のタンスで

肥やしと化しているもの、処分に困っている方から譲り受け、

一般庶民が日常で着ていた昔の姿をそのまま再現している。

 

そのせいか丸髷の日本髪も良く似合う。

 

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着物の流行デザインに流されるのでなく、大量に出る古着物を日本人の「もったいない精神」で昔の人の想いまで引き継ぐ生き様は、多くの女性の心を惹きつけ、着物で電車に乗るツアーなど様々なイベントを開催。

 

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旅へは風呂敷を背負って出かけるというから、何ともユニークだ。

 

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私も、絹を纏うことが健康に良いこと。

着物が決して動きづらいもの、苦しいものではない事は学んできた。

 

しかし広がらない背景には、着物のコスト面が一番の原因だろう。

と考える。

高い上に、もし汚してしまったらお洗濯だって家で気軽に洗濯機で

洗えるものではない。

高級なものを毎日着ると、気を遣いそれなりにストレスにもなる。

 

 

しかし、桃子さんは「昔の人のように普段着の着物を着れば良いよね」と、まるでタイムスリップしているかのように、昔の日本を現してくれている。

気持ち的にも「気軽に着れる」ところに今後の着物の需要はあるのかもしれない。

 

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デザインが流行りであっても古くても、着物という天然素材で纏うことで健康にも役立ち、また紐で締める位置には肉体だけでなく精神までも豊かにしてくれる秘訣がある。

 

衣食住の最初にある「衣」には、実は食以上に、私たちが見落としている大切な心身への健康の秘訣が詰まっているのではないかと思う。

 

古の日本をこよなく愛する桃子さんのスタイルがこれからも国内外で広まってくれる事を期待している。

 

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